多くの音楽家を輩出してきたドイツ

音楽の都といえばオーストリアのウィーンが有名ですが、ドイツもバッハ、ベートーヴェン、ブラームスなど誰もが知る音楽家を数多く輩出してきました。
日本でも滝廉太郎といった多くの音楽家がドイツ音楽を学んでいます。
また、クラシックだけではなくテクノポップ・ミュージックグループ「クラフトワーク」が誕生して以来、テクノポップミュージックも盛んです。
特に首都ベルリンでは世界で最もクラブカルチャーが盛んであるといわれるほどです。

ドイツ人と音楽

世界的な音楽家を輩出してきたドイツですが、クラシックを好んで聞く人はそこまで多くないようです。
しかし、ドイツには音楽のギムナジウムがあり、専門教育を受けられる体制が整っています。
そのため、地方都市では地域社会に根差した多くのプロ、アマチュアのオーケストラがあって気軽にコンサートを楽しめます。
チケットも国や州の援助により、日本と比べてもかなり格安です。
コンサートでの服装はそれなりの格好をしないと浮いてしまうので要注意。男性はダークスーツ、女性もスーツ以上のおしゃれをしましょう。

音楽の街「ライプツィヒ」

世界トップクラスのオーストリアが活躍しており、ドイツ国内各地には歌劇場やフィルハーモニーがあります。
中でもドイツ東部にある町ライプツィヒはバッハやメンデルスゾーンをはじめとする名だたる音楽家とのつながりが深く、現在でもオーケストラといった音楽活動が盛んなことから音楽の街とも呼ばれています。
音楽の父とも呼ばれるバッハが音楽監督を務めたトーマス教会があります。バッハは38歳から亡くなる65歳までの間、少年合唱団の指導や作曲活動に尽力しました。
バッハの代表曲の一つである「マタイ受難曲」はこの教会で1727年に初演所を迎えています。
現在では毎年6月にバッハ音楽祭が開催されトーマス教会をはじめとする会場で、100以上のコンサートが楽しめるイベントです。
タイミングがあえば行ってみたいですね。

有名なコンサートホール

各地に劇場やホールがあり、クラシックやバレエ、オペラなどの演目が上演されています。

ベルリン・フィルハーモニー

ドイツの首都ベルリンにあるコンサートホールで、ドイツが統一されたとき中心になるようにとベルリンの壁付近に建設されました。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団はコンクール優勝の一流が集まるクラシック界の銀河系軍団といわれるほどです。

コンツェルトハウス

ドイツ語で「演奏会を催す館」という意味をもつギリシャ神殿の様式を劇場建設に採用された古典的建築の名作です。
第二次世界大戦によって爆撃を受けましたが、1984年に再オープン。現在は毎年550ものイベントが開催されています。


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