熱狂的な人気を誇るブンデスリーガ

世界屈指の人気「ブンデスリーガ」

ドイツでは間違いなくサッカーが人気ナンバーワン・スポーツといえるでしょう。
国内ブローリーグの「ブンデスリーガ」があり、1部から3部の構成となっており、1部と2部にそれぞれ18チーム、3部は20チームの総勢56チームが在籍しています。
どのくらい人気があるかというとスイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」によると、2013年から2018年の1試合平均観客数でブンデスリーガがトップとなりました。
1部リーグで1試合ごとの平均観客数が4万3302人で、4万人を超えるのは世界でもブンデスリーガだけです。2部でも1万8814人です。
Jリーグの1部であるJ1の平均観客数が1万8227人で、ブンデスリーガ1部で倍以上、2部でもJ1を上回る数字となっていることから、熱狂ぶりがわかります。
長谷部誠選手や遠藤航選手、鎌田大地選手など多くの日本人選手が活躍しているので、身近に感じるのではないでしょうか

カウンターサッカーが主流のリーグ

ブンデスリーガでは「バイエルン・ミュンヘン」というビッグクラブが長い間、頂点に立ち続けています。
それはブンデスリーガが健全な経営が前提のヨーロッパで最も厳しいライセンス取得条件にあると考えていいでしょう。
特定の選手に対して破格の年俸を支払うことを認めていません。
そのため、バイエルン・ミュンヘンのような資金力のあるクラブ以外は、スター選手を獲得することが難しいという理由があります。
1強状態のバイエルン・ミュンヘンに対して、その他のクラブはカウンターで勝機を見出します。
ただ、現在はボールスキルに優れた移民(主にトルコ系)やブラジルやアルゼンチンといった外国人のプレイヤーの存在もあり、遅攻にも優れたチーム(ボルシア・ドルトムントなど)もでてきました。

東西に分断されていたドイツサッカー

強豪チームに「バイエルン・ミュンヘン」や「ボルシア・ドルトムント」「バイエル・レバークーゼン」などがありますが、ドイツの地図を見てみるとある特徴が浮かんできます。
ドイツの東側に比べて、西側に強豪チームが多いことです。
それは第二次世界大戦後、東ドイツと西ドイツに分かれた時期がありました。これは再統合する1990年まで続きます。
約40年間続いた東西分裂により、それぞれに所属していたクラブに資金、戦力、運営力などに大きな格差が生じました。
そのため、再統合して30年以上たった現在でも、西高東低の経済格差が依然としてみられます。


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