ドイツの車といえばポルシェやBMW、ベンツなどをイメージするかもしれませんが、忘れていけないのがアウディです。
高級車ブランドで構成されたフォルクスワーゲングループの一因であり、BMWやベンツにも引けを取らない走行性能やデザイン性が魅力。
アウディの歴史
アウディは1899年にドイツの技術者であるアウグスト・ホルヒ(August Horch)によって設立されました。
最初の車は1901年に製造され、高品質な自動車として評価されます。
しかし、車づくりにこだわったホルヒでしたが、経営面への配慮を欠いたことから1909年に経営陣から追放を受けます。
そこで、ホルヒは新たにホルヒ自動車会社を設立しましたが、元々のホルヒからの抗議によって、同一社名、車名が使えなくなったのです。
この結果、社名と車名をホルヒからアウディに変更。アウディとはラテン語で「聞く」という意味で、ドイツ語での「ホルヒ」と同じ意味です。
その後、会社は成功しドイツを代表する自動車メーカーとなりました。
1932年、アウディ、ホルヒ、ヴァンダラー、DKWの4つの自動車メーカーが合併し、「Auto Union」(アウトウニオン)という新しい企業が誕生しました。この際、アウディのエンブレムとして「4つのリング」が採用され、現在もアウディの象徴となっています。
第二次大戦後、壊滅的な被害から逃れ、生産を再開。
1956年から1964年までダイムラー・ベンツの支配下になり、1964年以降はフォルクスワーゲンの傘下となっています。
1965年からアウディブランドの乗用車が開発され、数々のヒット作を世に送り出しました。
1985年に社名をアウディに変更。
アウディはその後、多くのモデルを開発・製造し、幅広いセグメントでの競争力を高めました。中でも「A3」「A4」「A6」「Q7」などのモデルは非常に人気があり、アウディの主力車種となっています。
アウディの主力モデル
一口にアウディといってもさまざまな車種があります。300万円台で購入できる車種から3,000万円以上する車種もあり、さまざまです。
アウディA3
アウディのエントリーレベルモデルであり、コンパクトなハッチバックやセダンとして展開されています。
高品質な内装、先進的なテクノロジー、スポーティな性能が特徴です。
アウディA4
ミドルサイズのセダンとアバント(ワゴン)ボディスタイルを持つモデルで、アウディの主力となるモデルの一つです。
洗練されたデザイン、快適性、先進的な安全装備が特徴です。
アウディA6
A6はアウディの主力モデルでセダンタイプのプレミアムカーです。
スポーティな性能と上質な内装が魅力です。快適性、先進的なテクノロジー、高度な運転支援システムを提供しています。
アウディQ5
コンパクトな高級SUVであり、アウディのSUVラインナップの中でも非常に人気のあるモデルです。
洗練されたスタイリング、広々とした室内、高い快適性と機能性が特徴です。
アウディQ7
フルサイズの高級SUVであり、アウディのSUVラインナップの中で最も大型のモデルです。
上質な内装、高級感あふれる装備、パワフルなパフォーマンスが特徴となっています。